ゲヱム日々是徒然

No VideoGame. No Life.

GW旅行

きっかけはこちらのツイートであった。



前回解放の時に行って一通り遊んでいたので、今回はまあ見送りで良いかな……と思っていたところ私の筐体関連の師匠筋にあたる友人K氏が同行に誘ってくださったので、それならばということで計画を立て始める。
この時点では博物館倉庫にだけお出かけしてその後はおうちで筐体を肴に宴をするという予定だったのだが……


かねてより訪問の機会をうかがっていたサルガッソウも開くということで再度予定を練り直すことに。


おまけにHeavenly Pinballも同時期に一般解放ということで旅程の設定が難航したものの最終的に

5/5:午前中に出発して午後の部でゲー博一般解放に参加・近いので深谷ロボットを覗く・群馬サルーンピンボール・高崎で一泊
5/6:高崎から北軽井沢へ向かいサルガッソウで遊ぶ・国内某所のK氏友人邸にお邪魔・千葉に戻って解散

という内容になった。Heavenly は無念の見送り。GWにイベント集中しすぎ!
群馬サルーンというのは教えてもらうまで知らなかったのだが

http://salooon.blog.fc2.com/

こちらのお店のことでピンボールの名所の一つであるとのことだった。
なおリンク先は公式ブログなのだが、そこに書いてある不穏な文言は出発時点で見ていなかったということは付記しておく。


当日。
10時に最寄り駅で合流するとK氏の車でそのままアーケードゲーム博物館計画倉庫のある熊谷方面へ向かう。
GWの中日なので正直かなりの渋滞を覚悟しており、10時出発にもかかわらず午後の部を予約したのは時間的余裕を持たせるためだったのだが、道中が想定外にスムーズに進んでしまい逆に時間が余りそうに。1か所だけヘビーな渋滞に捕まったものの20分程度で脱出できており、それ以降は渋滞らしい渋滞を見かけることは無かった。
このままでは昼前には熊谷に到着できてしまうということで、距離的ロスは承知の上で先に深谷ロボットに。
12:45ごろ深谷に到着。割引券を持ってるということでステーキ宮にてお昼。ハンバーグおいしいね。

お昼を食べていざロボット。
話には聞いていたが汎用台の大半が電源を落とされている状態というのはやっぱり寂しい。ただお店のツイートによると電気代で見たときに節電効果自体は如実に現れているそうで、こうせざるを得ないのだろうなあ。


実機は見たことがなかったスピーク&レスキューがあったのでコインを投じる。「タッケテー タッケテー」「センテン」「ゴヒャクテン」という鮮明かつ味のある合成音声に不思議な中毒性のあるゲームだった。


続いて熊谷へ。
目玉の6人版ギャラクシアン3や割とレアと思われるリッジレーサー2、それとタイトー所有台のため写真が出せない某ゲームなどで大いに盛り上がる。テクノドライブもちゃんとレシートが出てお勧めだよ!

汎用筐体向けにも魔法大作戦・大王・戦国エースとハズレのないラインナップが入っていて隙が無かった。なぜかひっきりなしに人がつくタイピングオブザデッドも印象深い。TODめっちゃ面白いからね仕方ないね。

15時頃まで熊谷で過ごしたのち、サルーンに向かって移動。
ここでも渋滞らしい渋滞につかまらずスムーズに移動自体は完了するも、サルーンの駐車場が満杯で駐車できず。周りの駐車場情報がないかとサルーンのブログを確認してみたところ……

今年も 5月3日4日5日 は終日入場禁止となるサルーンです。

10回目となる今年のGWも迷惑をお掛け致しますがご協力をお願い致します

そもそもピンボールできないやんけ!
あらためて調べてみたところGW期間はサルーン恒例のビリヤード大会期間ということで、この時期は毎年ビリヤード以外の営業はしていないらしい。無念!
くよくよしてても仕方ないのでこのまま高崎のホテルに向かうことに。
閉店時間ギリギリで夕飯にフタツメをいただく。



おいしかったのだが予想以上に量が多く、1/4ほど残してギブ。外食ではできるだけ料理を残さないようにしているのだが、こってり系の味付けということもあってか終盤は全身から危険信号が発出された。申し訳ない。

その後は薬局に寄りつつホテルに急行。大浴場の営業終了直前に滑り込めたので、結果的にサルーンに入れなかったのは良かったかもしれない。
もし遊べていたら夕飯か浴場のどちらかをあきらめることになっただろう。
翌朝の準備と最低限のソシャゲのデイリーだけ消化して就寝。




5/6
穏やかな朝。前日に薬局で買っておいた朝食がわりの野菜生活をキメる。
サルガッソウ周辺のグルメ事情が分からなかったため弁当を買って持ち込むことを前日のうちに決めており、ホテルのチェックアウト後にさっくり購入。
そのまま高崎方面から北軽井沢方面へ。
ここが頭文字Dの元ネタか~などと感慨に浸っていたが、隣で運転しているK氏はぐるんぐるんカーブして気が気ではなかったのではなかろうか。今回は運転を一任してしまって申し訳なかった。


12時ごろにサルガッソウ到着。少し中をのぞいた後お弁当を食べてから本格的に遊ぶことに。登利平の竹弁当。ほどよい量でこれはおいしいですね。


ご飯食べたので改めてサルガッソウ討ち入り。最大の目的はこのアウトラン2SP SDX!


ジョイポリスや一部の直営で稼働していた特別仕様のアウトラン2SPで、実写を模した筐体に仕込まれたコンプレッサーによる座席の上昇下降・振動演出と、同一の筐体に2人乗りこんでの同時プレイがウリ。アウトランの2人同時プレイとは何ぞやという話であるが、基本的に操作するのは一人であるものの、アザーカーや壁への激突かステージ分岐到達のどちらかで操作権がもう一人のプレイヤーに移るというもの。このために1つの筐体に操作系が2組設置されている。


K氏と遊んでみたがこれがなかなか楽しい。いつ操作ミスでぶつかって操作権が押し付けられるかわからないので「操作していない時でもハンドル操作自体は継続しておく」というようなテクニックが必要になる。操作の入れ替わりを頻繁にするためにか、ゲーム中のアザーカーの数も引き上げられているように感じる。
座席の演出もなかなかで些細なことでいちいちガコンガコンするのが最高。シートベルトのない筐体なので動きとしてはそこまで大したものではないが、画面の大きさも手伝って錯覚感が強めに出る。
これが1プレイ200円はダンピングの極みではないだろうか。本当にすごいアウトラン2なのでぜひ行って遊んでみてください。

もう一つの目玉、デイトナUSA8台リンク!
8台リンクでしか見られない、横8台のモニタにまたがるアドバタイズデモを見る機会はおそらくこの先ないであろう。1台ポリゴン不良が出てしまっていたのが残念。
8台リンクでの公開はこれが最後かも……とのことなので次回はないかもしれない。

写真だと全然わかりませんがアドバタイズデモが8台のモニターを横断するような演出になるんですよ

隠れた目玉、3画面版F355 Challenge


走りの爽快感の追求でも実在レースの再現でもなく「F355という実車のシミュレータ」として、しかもアーケードで世に放たれた恐るべきタイトルである。そのシミュレータっぷりたるや、ゲーム中のアシストのすべてをオフにしたモードではこんな警告文が出るありさま。


99年という時期にクラッチや6速MTレバーを取り入れ、3画面モニタでできるだけドライバーの視界を再現するなどの超意欲作だがやはりニッチすぎたのか、私の地元では一瞬で消えた記憶がある。地元のカーマニアな知人はべた褒めしてたんだけれども。


とはいえDCやPS2に移植されたし、アーケード版も2にバージョンアップされたしで「知る人ぞ知る」とまでは行かない程度にメジャーなタイトルでもある。トレーニングモードにおける推奨走行ライン表示機能や個別にオンオフできるゲーム内アシスト機能など後発のシミュレータ系レースゲームに与えた影響も大きいようで、Forza2はこの辺のシステムを積極的に採用していましたね。
3画面版が生きてるロケはもうほとんどないと思われるので、ぜひ行って無慈悲なシミュ難度に粉砕されてみてください。

6速MTレバーに「各種アシストを切る」ためのボタンなど。止まらない曲がらないすごいゲームなので車の運転に自信のある方はぜひ。


一通り堪能した後はまた1時間ほど車を走らせ国内某所のK氏友人邸へお邪魔。
ここもまたすごいところなのだが個人宅につき詳細は伏す。差し障りのない範囲でTwitterでつぶやいているのでそちらで。

その中でも特記しておきたいのが、いま大流行しているこちらの動く椅子。
サ終を迎えた『星と翼のパラドクス』というアーケードゲームの稼働椅子を改造してフリーユースにしちまおう!
というとんでもないブツで、こちらではSwitch版スペースハリアーを遊ばせていただいた。画面が大きめの環境であることも手伝ってすんごいんだこれが。


しばらく堪能させていただいた後、なんだかすごい宴が始まってしまう。初めて会う人とお話をする。楽しい話もたくさんする。お酒の話もたくさんする。いやお酒は飲めないので聞いてるだけだったけれども。普段ほとんど知らない分野のお話を聞くのは楽しいです。


午後11時ごろに退出してK氏にはもうひと踏ん張りしてもらう。友人氏邸を出発して高速に入ろうか……というところでなんと緊急地震速報能登で震度6とな! たまたま赤信号で停車しており後続もいなかったためそのまま車内で備えたものの、こちらでは大した揺れを感じず。

それとは別にちょっとしたトラブルもあり、5/6中の解散は断念。本来は5/6の深夜に柏まで戻ってそこで解散の予定だったのだが、もうどうあがいても終電には間に合わないため朝までK氏宅で過ごさせてもらうことにして時間を気にせず帰ることに。焦って事故っては元も子もないし。無事帰るまでが旅行です。
帰りの車内は私のiPhoneに入れたゲーム音楽マイリストでイントロクイズに興じる。「あ~なんでしたっけコレ」「今ちょうどヤフオクでエラいお値段になってるやつっす」「ガイアポリスだったか~」

3時過ぎにK氏邸に到着。お布団だけお借りして二人ともそのまま就寝。翌10時ごろに二人とも起床したのでそのまま駅まで送ってもらって今度こそ解散。お疲れ!


天気にも恵まれた本当に楽しい2日間で、ここでお会いしたすべての方々と車を運転してくれたK氏に心から感謝します。ありがとうございました。