意外とひっそり公開された箱三郎擬似個人ゲーセン経営機能「GameRoom」
これは何かと申しますと、基本的にはXBLAのレトロアーケード部門に
「部屋のカスタマイズをして他人に公開出来る」などのソーシャルなポータル機能をつけたものとなっております。
大まかな流れは
①ショールームでゲームのデモプレイ(10分間・初回のみ無料)などで遊ぶ
②気に入ったゲームはゲイシを支払ってフリープレイ権購入。
③以降、フリープレイ権を持っているゲームは無制限でプレイ可能。
④各人、自分のショールームを一つ持っており、フリープレイ権を購入した筐体を置けるほか
小物などを置いて個性の主張が可能
⑤他人のショールームを訪問したり招いたり出来る
⑥自分のショールームでゲームをプレイしてもらうとトークン(GameRoom内通通貨)が得られる
⑦トークンはプレイ権未所持ゲームの1クレジットに変換して使用可能
と、「自宅にゲーセン筐体を!」とかの野望を夢見るサムシングにはなかなか魅力的なコンテンツが飛び込んできたわけで
とくにショウリンズ・ロードはVCAにも来なければ移植例も無かったけどウチは好きだったゲームの一つで、
他にもファイナライザーは歓喜する人が多いンじゃないでしょうか。まだちょっと音がおかしいけど。
また、ゲームプレイ機能としてみても画面関係から「ブラウン管にじみ再現フィルタ」「RGBモニタ残像再現フィルタ」
「アップライト筐体再現視点フィルタ」と必要なものは一通り揃っており、
付加機能としてある巻き戻し(リワインド)機能が素晴らしい。
これは「ああ、もしちょっと前からやり直すことができればなんとかなるのに……」を現実に再現したもので、
最近でもRACE DRIVER GRIDやForza3が採用していたゲームプレイ巻き戻し機能でございます。
正直ファイナライザーやバトランティスなどは今日の目で見ても非常に難易度が高いゲームゆえ、
死んだらちょっと戻してやり直す ということが気軽に出来るのはプレイ意欲の促進につながると思います。
邪道だと思えば使わなければ良いだけだし……
このまま順当に進化すればなかなか面白いコンテンツになりそうなGameRoomですが、初モノだけあってまだまだこなれていないところも。
- 起動が長い
- もともと鯖側の不具合で起動出来ない時間帯がありましたが、やはり本体起動→ポータル起動→ゲーム選択 というのは所要時間が馬鹿にならない。
- 他人のショールームでプレイする側にメリットがない
- プレイされる方にはトークンが落ちるのですがプレイする側にメリットがない。フレンドショールームの筐体だとトークン値引きとかやりようはあると思う。
- オンラインCOOPなし
- 今のところ同時プレイが楽しいタイプのゲームはGameRoomには来ていないのだけどいずれ来ることを見越して。これができればVCAとの差別化がかなり明確になるだけに。
今のところ「豪華でマニアックかつ手軽でないVCA」といった風情のGameRoomですが、ウチは今後のラインナップやブラッシュアップに期待してますよ、ゲイシさん。