箱三郎版とは別物と考えたほうが良いねこれは。
とりあえずステージ5まで終わらせて気づいた箱三郎版からの変更点は以下のとおり。
- 残虐表現のマイルド化
- 全体的な出血表現の減少
- 忍者系敵の首切断表現の削除
- 本体以外の切断パーツが画面に残らない
- 肉片表現の削除
- etc
- ゲームバランス変更
- 全体的に敵が欠損しにくくなった
- ついでに硬くなった(ボスに顕著)
- 敵の出現数変更(減少傾向)
- 被ダメージ調整(減少傾向)
- 死ぬまで欠損しない色違いの新敵キャラ追加
- 巨大ボスキャラ数体追加
- 道中の探索要素の大幅削除
- デスメガロフライヤー(3面ボス)の難易度大幅低下(というか無印が酷すぎた)
- その他
- イメージカラーが赤から青・緑に変更
- 全体的にテクスチャをリファイン
- 女性キャラ操作ステージを各キャラ1チャプターずつ追加。正直オマケ。
- 九字神珠をストックできなくなった
- 回転絶技が削除された
- 弓絶技も削除された
- カルマシステムがなくなった
- 殲滅戦も無くなった
- カルマシステム削除に伴い、水晶ドクロの効果変更(保有数に応じてアイテム割引)
- 武器の強化が自由に出来なくなった(特定の場所で1回のみ強化可能・ステージごとのレベルキャップあり)
- 新武器追加(は良いものの大剣の使い道が……)
- ゲームオーバーからのリトライが速くなった
気づいた限りではこんなところ。やっぱりなくなったものが目立つな。
敵の欠損周りのパラメータに大幅な修正が加わっており、無印版の立ち回りが通用しなくなっている場面が多々あります。
とくに爪忍など、一部キャラクターの欠損確率が異常なまでに低下しており、首切り投げで壁に叩きつけても五体満足で向かってきたりします。
魔神系の敵も硬くなっており、無印の「うざい敵を早めに欠損させて滅却する」セオリーを拒否する方向にチューニングされています。
とくに4面から出てくる色違いの魔神系の敵に顕著で、こいつは硬いくせに死ぬまでほぼ欠損しないという酷い奴で
もともと欠損からの滅却コンボを前提としていたゲームだけにこれはちょっと辛い変更だと言えると思います。
そのかわり強者レベルでは敵の壊死(自動回復不可)ダメージの割合も下がっており二刀雑魚など
下っ端連中の欠損率はそこまで低下していないので「下っ端を惨殺しつつ要注意雑魚に注意する」という
特に序盤では群れると下っ端でも恐ろしかった無印版とはゲームが異なる印象を受けます。
壊死率の低下から今回は雑魚が多少群れようが斬られようがちっとも怖くないので。
道中の探索要素も大幅に削除されており、それはいいのですが仕掛けはなくなっているのに
仕掛けのキーとなっていたオブジェクトは残っているのでやたらと意味ありげに見えるものがあったりちょっとちぐはぐな印象。
真っ先に浮かぶのは2面の龍のオブジェでしょうか。球を集めたり射る必要がなくなっているのに無意味に光り輝いている。
ボスも全体的に硬くなっており、強化武器や丸薬ガブ飲みでのゴリ押しがしづらくなっている印象。
それでも強者の道なら全然何とかなるんですが高次難易度だと神珠の携帯が付加になった点も含めて厳しそう。
あと追加された巨大ボス(大仏・女神)がいずれもいまいち。後半で面白い巨大ボスが出てくるのだろうか。
武器で言うと龍剣が大幅に強化されており、Lv1から打ててしかも周りの敵をかなり巻き込む威綱落しが強い。
滅却の重要度が下がった今作において前作に引き続き雑魚なら安心の一撃死を誇るこいつは
欠損率の低下と回転絶技の削除から存在意義が一気に危うくなった棍を押し出してメイン武器に返り咲き。
大剣は……強化しても厳しそうだ。鎌ほどの威力も攻撃範囲もなさそうだしどこで使えばいいんだろう。
とりあえず結論としては「面白いけど箱三郎版の方が好き」という方向で。
馴染んだからと言えばそれまでとはいえゲームバランス変更が無印版の魅力をそぐ方向に働いているとウチは感じる。
あとやっぱり血飛び肉爆ぜるバイオレンス描写が無いと物足りない。Z→Dで失われたものは大きいな。