ゲヱム日々是徒然

No VideoGame. No Life.

PCエンジンミニ

今のコナミに実現可能な範囲としては割と頑張った内容だと思うんですよ。皮肉とかではなく。
スナッチャーなんて今そのまま出したら間違いなく多数の怒られが発生するゲームなのでいろいろと差し替えざるを得ないし、そういう手間を掛けるという判断をコナミがしたということなので。
そもそもPCエンジン自体も、ハドソン版権こそほぼ丸ごとコナミが所有しているとはいえ商標とかあのへんはビッグローブと持ち合いなので、PCエンジンの復刻しようとしたらそこから話通さないといけないし。





それでもどうしてもパンチが足りないなあ~と思ってしまうのは、やはりメガドラミニがハードルを爆上げしてしまったというのが大きいと思う。
あちらは本当にガチガチのガチで「ノスタルジーばかりではない、今遊べるメガドライブ」「"メガドライブの時代"の再現」を目指して選りすぐった40本+αということで、誰もが望みつつも期待していなかったであろう魔強統一戦まで引っ張りだしてしまった。
あんなのを見せられてしまうと後発のコレにも期待せざるをえないということで、しかもツイッターで希望アンケートまでとっていたわけで、いやが上にも期待は高まったわけだ。初報の時点でCD-ROM2も収録圏内ということも明かされていたし。


ただまあ時間がなかったのか、条件面での折り合いがつかなかったのか、初期~中期のPCエンジンを支えたナムコのタイトルがまるっと未収録という事態に。ドラゴンセイバーあたりは入っても良かったんじゃないかと思う。個人的にPCエンジン移植で好きなのはオーダインメルヘンメイズなんだけれど。
CD-ROM2がOKなのに今回も日本テレネット案件は未参戦。かつてのWiiVCにもテレネットのゲームはほとんど来なかったので、権利的に難しいのかもしれない。確かにコズミックファンタジーとか今出されてもどうかな……という懸念もある。


ニュートピアが両方入ってて数合わせ感が否めないとか、その割にネクタリスがネオではないとか、そういうとこ突っ込んで行ったらキリがないんだけど、「血の輪廻」「イースI・II」「ときめきメモリアル」は名実ともにPCエンジンを代表するタイトルであるわけで、特にときメモはWiiVCにも来なかったタイトルなので収録の価値はあるし、カトケンとガンヘッドは海外版を収録することで外部版権問題を解決する等、そういうところはよくやってくれてるとも思うしなんとも微妙。R-TYPEも国内版は分割だったけど海外版は合体版なんですよね。だから海外版収録で正解。あと何気にパラソルスター収録がアツい。


今回は今回で買うとして、追加タイトルの発表とか第二弾とか待ってますよ本当に。アンケートまで取ったのに上位だったマジカルチェイスが無いのは本当に……