ゲヱム日々是徒然

No VideoGame. No Life.

けもの2 1話

前作はある程度話が盛り上がったところから観始めたので、リアルタイムの1話がどうこうという話はできないのだが、こちらの予想以上に無難に仕上げてきたなという感想。
お話は現状よくも悪くもない、これまた普通……前作との繋がりの示唆や伏線らしきものは散りばめられてるんだけど、キュルルのいいところがあんまり出なかったので2独自の軸が見えず、前作との繋がりと前作への信用を物語の推進力にしている感じがある。最終話まで見たら1話に戻ってきたくなるようなお話だといいなあ。
物語は本当に現時点ではなんとも言えない。普通としか言いようがない……


あとは思ったところ適当に。


  • OP・ED

純粋に良い。特にOP曲。オーイシマサヨシは私の中で主題歌のヒットメーカーとしての地位を着々と築きつつある。ちょっと全年齢向けアピールがあざといかなあと思ったけど許容範囲。

  • 本編映像

リジェネレーションの悪夢再び。全編通じて不自然なくらいコマ落としてるのにえらくどうでもいいところでfps上がるのも蒼天そっくり。ポリピクでもないのにこれってことは今の3DCGアニメの流行りの手法なんですかね。
モデリングが全体的にリッチになって吉崎絵の再現度が上がっているのでそこは良い。しかしモーションが控えめに言ってもかなり厳しい……頭身が上がった分がモーションで吸収しきれずに人形っぽさがかなり出てしまっている感じ。これ今後直るといいんだけど。
いろんなカットで影の落ち方がおかしくなってるのはやっぱ製作期間きつかったのかしら。とくに溝のシーンは影に限らず背景やらサーバルのジャンプやら色々おかしい……

  • じゃぱり色々

万能食じゃぱりまん以外に色々じゃぱりシリーズ登場。ストローみたいな道具も出てくるし前作より文明レベルがだいぶ上がっている。前作ほどパークが荒廃していないのか、前作の後に復興が進んだのか……この影響なのか今回は出てくるアニマルガールがかなり人間臭い。パンフレットが取り出せることにびっくりするフレンズはもう存在しなさそう。

前作と同じサーバルちゃんなのかそうでもないのか今のところあんまりはっきりしない。あの影はかばんちゃんなのかミライさんなのか。ラッキービーストをボスと呼ばないところとか相当な違和感なんだけどさすがにこれは伏線だろう。モノレールが動くというのも知ってそうだったし前作よりも知性を感じる。
ところで猫パンチどころかめっちゃ全力でぶん殴ってましたがそれは……特に誰の助けも借りることなく余裕でセルリアンを屠れる武闘派。
尾崎由香が前作とだいぶ演技を変えてきているけどこれもなにかの伏線なのかなあ。サーバルちゃんの演技忘れちゃったわけではないと思いたい。

食べないでくださいやめろ。この台詞が出てくるということはやはり前作より未来にあたる時間軸なのか。カラカルに限らず皆そうなんだけど前作ほどヒト由来のモノに驚きや興味を示さないのが気になる。「次のページ」という言葉が出てくるあたりもそう。
今の所物語上は完全に空気(というかサーバルちゃんと色々被っている)だけど、ED映像でめっちゃ寝相悪いのはよかったです。

状況説明ご苦労。造形は可愛いんだけど溝を恐れる描写とか前を歩くなとか、お前本当にカルガモかと言いたくなることが。カルガモの子供が溝に落ちるというのは有名な話だけど、あれは習性どおりに親鳥についていく子供が、親鳥にとってはなんでもない溝にハマってしまうという現象であって、カルガモが溝を恐れるというわけではないので……とはいえここはカルガモだけが本気でギャースカ騒いでいる構図だったのがユーモラスで良かった。たぶん動物だった頃にそういうトラウマを負う出来事があったんだろう。
エキセントリックだが囮になって一行の安全を確保してくれる良いガール。ただし別れた後にキュルル一行にその身を案じられることはなかったかわいそうな子。あのモノレールのシーンは正直軽くホラーだと思った。

アラフェネ枠なのか。ところでオオアルマジロは丸くなれないんですよ……
カルガモといい動物そのものというよりは動物の持つイメージを抽出してアニマルガールにしている印象を受ける。それが良いのか悪いのかはまだわからない。

  • ロバ

サーバルちゃんやカラカルとの関係性がいまいちはっきりしない存在。その特技説明は誰に対してのものなんだ。キュルルに対してやってるのがカラカルに対してやってるように見えちゃうのかな。
お店にパンのロバヤと文字で書いてあるのが伏線なんだろうか。誰が書いて、誰が読めるんやって話になるし。それともパーク崩壊前からそういう勤めをしていた的な……?

  • キュルル

がばんちゃん。
冗談はさておき今のところこいつがどういう存在なのかわからない。あのちっこい溝を飛び越えただけで褒められるというのはちサーバルちゃんもカラカルもさすがにキュルルを馬鹿にしすぎだと思うの。すごーいの大安売り。
オチとしては来園者の持ち込んだ何かにサンドスターが宿ってフレンズになったとか、実はセルリアンとかそういう方向で来る気がする。案外正体はカメラなのかも知れませんね。絵をあげたフレンズが後で助けに来る。

  • セルリアン

色んな面ですごい異物感があって、これを狙って作ったんなら純粋にすごいなと思った。1とは違うんやでという決意表明の塊のような存在。

増えた予算の正しい使い方。この部分は配信版や映像媒体につくかちょっと微妙だな。

  • 次回予告

最大の癒し。これに関しては前作のてさぐれ系よりこっちの方がかなり好きです。
ホワイトかけコーヒーゼリーとか出てきたので文明レベルはやっぱり高くなってそう。


全方面に渡って「まだ1話だから」というエクスキューズが通ってしまう状況なので、今の時点で細かく観てしまうのもなにか間違っているという可能性もあるけれど、なんか書き残しておきたかった。2話以降をリアルタイム視聴するか実は結構迷っているし。でも結局観ちゃいそうだなあ。