ゲヱム日々是徒然

No VideoGame. No Life.

パイロットウイングス リゾート

ロケットベルト>飛行機>>>>>>>>>>>(越えられない壁)>>>>>>>>>ペダルグライダー


全ミッション三つ星達成。6時間くらい。


3DSで「手軽に」立体視効果を味わいたい向きには
現時点でのベストアンサーと言えると思います。


WiiSportsResortでおなじみウーフーアイランドを舞台に
プロペラ機で、ジェットパックで、グライダーでのんびり飛び回るゲーム。
のんびりと行ってもそこはゲームですからやれリングをくぐれだバルーンを割れだというミッションはキッチリあって
こういうミッションをこなしつつ、それとは別に用意された探索モードであるところのフリーフライトモードで
島を隅々めぐって観光名所や風景を写真にとって遊ぶという
比較的ゆったり楽しむタイプのゲームとなっています。


ミッションモードの難易度は比較的ゆるく、
次のランクに上がるための「二つ星」獲得程度までなら
どのステージも数回のプレイで達成できると思います。
後半面に行ってもこの傾向はあまり変わらず、
3つ星やパーフェクトにこだわらない姿勢で臨めばサクサク進めると思います。


そもそも前作にあたる「パイロットウイングス64」は基本的に無慈悲な難易度だったので
それなり程度の難易度まで下がったのをまずは歓迎すべきなのかも知れません。


もっとも、全部3つ星で埋めようとすると
これはそれなりのそれなりの腕前が必要で、
とくにグライダーの「高度500mまで上昇しつつ3分ぴったりで着陸」ミッションあたりが鬼門になると思われますが
そこは頑張っていただきたく。
あれは2度の上昇で500m到達するルートがあるので、それに気づけば時間はなんとかなるかと。


立体視効果は大変自然で、3DSの描き出す美しい夕日などの演出もうまく咬み合っており
独特の浮遊感でのんびりとウーフーアイランド上空を飛び回ることが出来ます。
立体視をONにすることによる存在感の際立ち方はかなりのもの。
浮遊感や風を切って空を飛んでる感が6割増ぐらいになると思われます。


反面、プレイヤーキャラが基本的に常に画面中央に表示される関係で
常に遠近のきつい立体視を行うことになるので、なれるまで結構辛いのも事実は事実です。
次のリングが自キャラで隠れて見えないなんてことも結構あるので、
このあたりの見せ方は結構好き嫌いが出るところだと思います。
ウチも何度かイラッとする場面がありましたし。


あとはやはり乗り物が基本3種+派生3種の6種しかなく、
ミニゲーム的なものもウーフーアイランド探索くらいで、前作N64
キャノンボールやらジャンブルホッパーといったちょっとアレなミニゲームもなく、
ロケーションもウーフーアイランドと離れの小島くらいしかないので視覚的変化に乏しいのが残念といえば残念。
キャノンボールの「マト以外でもとりあえずなんか動いてるものに当たりゃあ5点」とかの
開発者のヒネた考えが垣間見える遊び心が今回は殆ど無いのが残念。


ただし、N64版をやり込んだ人は全種目三つ星ランクまで達成出来れば
ホンの少しだけニヤリとできる何かが待っているかも知れません。


結論


特に「コレが楽しい!」ってところは無いんですが、ちびちびプレイしてしまう魅力がこのゲームにはある。
眼への負担的にもがっつりプレイするには向きませんが、気楽に長く楽しめる良いゲームかと。


だがペダルグライダーてめーは駄目だ。
プロップサイクルからやり直せ。