ゲヱム日々是徒然

No VideoGame. No Life.

スプリンターセル コンヴィクション 海外版インプレッション

楽しみすぎて生きるのが辛くなりすぎたので結局買ってきてしまった。
もちろん国内版も購入するから安心してね!>UBIJの中の人


肝心の「ソーシャルステルス2.0」を体験出来るステージまで到達していないのでアレなのですが
まずは製品版のインプレッションなどを。

箱三郎では既にデモ版が配信されていることも合って説明不要かと思いますが
まず「カオスセオリー路線ではない」と言うところは申し上げておこうと思います。
忍耐系ステルスアクションの完成形がカオスセオリーだとすると、
こちらは爽快系ステルスアクションとでも呼びましょうか。
今回のサムおじさんはサードエシュロン特殊工作員ではなく
娘の死に怒り狂った手負いの獣なので
隠密よりは敵をKillする方向へのアクションが大幅に増加しており、
その最たる例が新要素の「Mark&Execute(国内版ではMark&Action)」かと思われます。


デモ版でおなじみのこの機能は、視界内の敵キャラを武器ごとに決められた人数だけ「マーク」しておいて、
そのまま敵の動きを追うも良し*1
射線が通る位置まで接近するとマークが赤くなるのでYボタンでFINISH HIM!! するもよしという
極めて攻撃的なアクションとなっており、これをキメるとサムおじさんが流麗なモーションで
敵をバッタバッタを射殺してくださります。
話し込む三人にマークを付けて高所から割り込むように強襲、
すぐさまYボタンで
「あッ(PAM」
「この野……!!(PAM」
「てめえよくm(PAM」
というアクション映画によくある殺り方を試すことが出来るようにもなっており、
このブラックな爽快感はちょっと今まで無かったと思う。


反面、やはり方向性がちがうということで、発覚0・気絶0・殺害0でのクリアが可能という
ステルスゲームの美学的な部分は今作では薄まっており、
冒頭で述べた「カオスセオリー路線ではない」という言葉はここに関係してくるのですが
闇に忍んで任務遂行 というストイックさは薄まり、あくまでも「アクション」ステルスゲームとしてこのゲームを見た方が言いと思います。
海外レビューを見てもこの点が大幅に減点対象になっている部分が少なくないようですが、
ウチとしてはそれを差し引いてもこの「快適で、爽快で、緊張感あふれるステルス」というのは是非とも味わってみて頂きたく。


一方でサムおじさんもやはり五十路ともなると撃たれると非常に脆く、
闇から闇へ上手いこと小狡く大胆に立ちまわって標的を消していくという
ステルスゲームの最低限の文法は継承されており、やはりランボープレイでは立ちゆかないようにもなっております。


あとCoopですが、Coopキャンペーンの方は国内版まで封印。
ただしオンラインのマップ・ルールをひとりでプレイするモードと言うのが今作には搭載されており、
その中のHunterモードが非常に面白い。
これは何かと言うとつまりベガス2におけるテロリストハントモードのようなもので、
何ブロックかに分けられたステージ中の敵を殲滅しながら先に進んでいくゲームモードでございます。
基本的にステージ突破タイムを競うゲームなのですが
普段は1ブロックに10人敵が配置されるところを自分が発見されると追加で10人配置されるというシステムがあり、
タイムアタック要素とあわせてなかなかアツいゲームモードとなっています。
このモードは任意で「ハンドガン以外使用禁止」「ガジェット使用禁止」などの独自制限を加える機能もデフォルトで搭載しており、
難易度リアル・ガジェット禁止でのCOOPプレイのことを考えると今からエレクチオンが止まりません。


現時点での評価であるが、これはマストバイと言わざるを得ない。
延期に延期を繰り返した事実に見合うだけの出来になっているとウチは評価する。
ステルスゲームに抵抗のない人は是非買ってウチとCOOPしましょう。

*1:マークは距離が離れるか標的が死ぬ、自分で剥がす以外のことで剥がれることはない