ゲヱム日々是徒然

No VideoGame. No Life.

FF13日記④


また随分間が(ry


9章到達。
7章中盤あたりからいよいよ戦闘に時間がかかるようになり、
とくに中盤からスノウ+ホープの低火力ペアとファング+ライトニングさんの紙装甲ペアに別れるあたりから
雑魚敵が強烈に固くなり、スノウ組にはかなりの苦戦を強いられる展開。
とくに特殊攻撃「ガトリングガン」を持つ「快速機ファルケ」というひどい名前の雑魚が凶悪で、
これは素の状態で食らうとスノウだろうがホープだろうがその時点のステータスではまず即死という
ひきょうきわまりない攻撃力を持つ特殊攻撃であるわけで、これを如何にて防ぐかというと
スノウのロール「ディフェンダー」のアビリティである「ガード」と「挑発」を駆使し
ファルケのタゲをスノウに向けてガードすることでスノウのガードの特性「被ダメ1/2 一定値以下のダメージは無効化」
を駆使して被害を最小限に抑える操作が必要になります。
実際こいつはガトリングガンの準備動作に入ってから発動までが長めにとってあるので
準備動作発動→オプティマチェンジでロール変更→挑発+ガード
という流れを体得させことがこの雑魚の意図であることは明白で、それは別に良いのです。


問題はオプティマチェンジの演出が長いせいで挑発までしか間に合わずにガトリングが刺さって死ぬところなンだよォーッ!!
挑発に失敗してタゲがスノウ向かずにホープが蜂の巣にされて死ぬのは確率の醍醐味なのでそれは良い。
スノウ一人では打開策が無いので結局フェニックスの尾を使わざるを得ないのだがそれはまだいい。
でもこういうシステム的なところで足を引っ張られて無為にゲームオーバーになるのは我慢ならないのよーッ!!
もう昨日だけで何度このパターンでゲームオーバーに追いやられたか分からない。


じゃあスノウはディフェンダー固定にしておいて攻撃は全部ホープにまかせりゃいいじゃん的な考えに及ぶのはよく分かりますが
先述した通りここいらから敵が大変に固くなってきておりまして、さらにホープは攻撃力に優れる「アタッカー」をロールとして持たず、
ブレイクゲージの上昇が主な役割となる「ブラスター」しか攻撃用ロールを持たないため
この作戦で行くと戦闘時間が1回あたり15分を超えるという大惨事を招きます。
正直ホープがアタッカー持ってたとしても事態は余り変わらなかったと思うが……


どうもこの先もこんな調子で敵の硬さと火力のインフレが加速するようで、今から胸が熱くなります。
11章兄貴マダァー


以下ストーリー感想。ネタバレ多数につき隠蔽。
長いので7章終了まで。8章は次回。


復讐のため聖府潜入を試みるホープとライトニングさん。
道すがら、コクーンの食料を生産するファルシを目の当たりにする。
あれも壊すのかと問うホープに、コクーン一般人のルシへの感情を鑑みて
「この上食い物の恨みまで背負えるか」と諭すライトニングさん。
そしてふと思い立つ。自分たちは飼われていたのではないか。
「人間は……飼われていた? 私は、飼われていた……」
このコクーンはファルシが創造した世界であり、そこで生まれ育ったライトニングも、その他の人間もまた、
ファルシに育てられた一人なのだ。それが突然パルスのルシに選ばれ、突き放され、気がつけばただ迷っていたばかりだったとライトニングは悟る。
そしてライトニングはホープに告げる。ノラ作戦の中止を。


前回書かなかった気がしますがノラ作戦というのはホープがスノウに復讐することであり、
この作戦の完遂のために生き延びることが今のホープの心の支えになっているわけですが、
それをあっさり主語もなく中止しろと言い放つライトニングに動揺を隠せないホープ。大丈夫、ウチもだ。
ホープの困惑を置き去りに、ライトニングさんは少し自分を話す。
早く大人になりたくて、親から貰った名前を捨てたこと。
子供だから、そうすれば大人になれるのではないかと本気で考えていたこと。
セラがルシになったという事を信じようとせず突き放したこと。そんなセラを支えていたのは、誰あろうスノウだったのだ。


というようなイベントが凄く説明足らずな描写で描かれました。


そしてどうもホープに対しては裏目を引き続ける運命らしく、この後聖府軍に囲まれたライトニングさんとホープを
ファングとともに現れたスノウがシヴァイクで一蹴して救出。
ホープが逃げる時間をかせぐべく陽動を買って出たライトニングさんは、ホープをスノウに預けてファングとともに出撃。
……っておいィ!? 駄目だろその二人を一緒にしちゃ! せめてファングは置いてけよ。監視役を作れよ。
ホープの思いつめっぷりから間違いなく殺る気なのはわかってるだろ!


その後紆余曲折ありつつ、道すがらスノウの何気ない言葉がことごとくホープの神経を逆なでしつつ
ついに復讐の機を得るホープ。
「あんたが生きて戦うために、誰かの希望を壊したら? その人たちに、どうやって償うの!?」
「わかんねぇよ! 今は前に進むしかねぇ!」
「前に進むってなんだよ! 言い訳にして逃げてるだけだ!」
「じゃあ責任とって死ねって言うのか!」
「そうしろよ!」
ブチ切れたホープが魔力を爆発(?)させ、弾き飛ばされたスノウは崖につかまる。
スノウを見下しながらナイフを取り出し、ホープは母親の名前と最期をスノウに告げる。驚愕するスノウ。
いざ怒りの刃を振り降ろさんとした刹那、聖府軍のロケットランチャーがホープの体を吹き飛ばす。
谷底に落ちてゆくホープを追いかけて崖から飛び降りたスノウは、ホープをだきかかえてそのまま地面に叩きつけられるのであった。


ここはそれなりに良かったんじゃないかと思います。
逆恨み→心情吐露→命を救われる→和解 というパターンは
なんだかんだで王道ではある。
直前のライトニングさんに対する「( ゚Д゚)ハァ?」とか「(#^ω^)スノウ氏ね」とかでプレイヤーとホープのシンクロも図られたし
その後のスノウとの語り→和解に至る演出もテンプレの域を一歩も出ていないものの
だからこそ安心してみていられるこのゲームにおいては非常に珍しい場面でした。


その後出てくるホープ父もこのゲームきっての常識人で
ここまでのホープの態度から「悪徳政治家とか地主とか軍のお偉いさんとかそういう位置づけなのかなー」とか思ってたら
単にホープの思春期ゆえの反抗ということでした。ゲーム中に本当にそう出てくるので間違いありません。ホープ氏ね。


このホープ父、反抗期かつ長いこと家を開けていた息子を暖かく迎え、事情をすべて知った後も
「ルシであろうが関係ない。お前の家はここだ」と論し、
妻を亡くす遠因となったスノウに対しても自制のきいた態度で臨み、
聖府をぶっつぶすと息巻く一同を
「下界の脅威との接触すら恐怖の対象で、現にいま人々はかつて無いほど怯えている。
 このうえ倒幕などしてしまっては今度は市民による暴動が始まり、事態は収拾できなくなるだろう」
とそれを制止するというこの人だけ世界が違うかのような真人間。
その後、邸宅が政府軍の襲撃に遭い、あらためて旅立つホープに対しても
「お前は逃げるんじゃない。前に進むんだ。前に進んで、やるべき事をやりなさい」
「やるべき事って、ルシの使命?」
「そんなものはどうでもいい! 何をすべきかは、お前が決めなさい」
と激励して送り出す。このおとっつぁン出来すぎだろ。


7章総評。ストーリーとしてはここは悪くなかった。
序盤にライトニングさんのプレイヤーに対する手酷い裏切りがあるものの、
ホープ父がかなりの癒し。再登場が望まれる一人となった。


ホープはスノウと和解し、ライトニングもスノウに対して一定の歩み寄りを見せる。
父親とのすれ違いも解消したホープは仲間とともに胸をはって旅に出た。


一方、彼らとは別行動を続けるサッズとヴァニラ。
サッズは逃亡に疲れ果て、ヴァニラもまたサッズに対する秘密から気持ちは沈んだまま。
遠からぬ別れを予感しつつ、二人は歓楽都市ノーチラスに降り立つのであった。次回に続く!