ゲヱム日々是徒然

No VideoGame. No Life.

TOP25 VIDEO GAME CONSOLES OF ALL TIME "No.19"

NeoGeo
SNK 1990年

SNKアーケードゲームのヒットメーカーであり、1980年代にはNESのサードパーティであった。
1990年代に入って、同社はNeoGeo(アーケードを文字通り"そのまま"家庭に持ち込んだマシン)を発表し、
アーケードゲームの興奮を家庭に持ち込もうと試みた。


NeoGeoは、ゲームセンターのオーナーにより多くのゲームを置いてもらうための
Multi Video System(MVS)として誕生した側面もあった。
MVSは家庭用ゲームに酷似したカートリッジベースのマシンであったため、SNKは家庭用バージョンのことを
NeoGeo Advanced Entertainment Systemと呼称した*1
システムそのものは、家庭用版もアーケード版も全く同等のものが搭載されており、
発表当時の家庭用ゲーム機であったSNES、Genesisを全ての面で圧倒的に凌駕していた。


圧倒的だったのは価格の面でも同様であった。
本体価格の200ドルはまあともかく、ソフトの値段は最盛期で800ドルという価格を設定していたのである。
その凄まじい価格設定の理由が本体性能の高さであった。
SNES、Genesisが16メガビットの土俵で凌ぎを削っていた頃に、NeoGeoは20倍以上の330メガビットを誇った。


その戦慄の価格のため、AESを扱う小売業者は非常に限られ、その店頭には常に在庫がちらついていた。
そして、システム登場から2年とたたないうちに、AESは市場から静かに姿を消していった。
SNKはその後NeoGeo CDでリベンジを目論むも、これも成功するには至らなかった。


反面、アーケード向けのMVSは多大な成功を収め、キングオブファイターズ、餓狼伝説サムライスピリッツなど各シリーズを筆頭に
アーケードゲームシーンを牽引し続けた。

原文はこちら

誤訳指摘やツッコミ大歓迎。ですが訳文の無断転載は勘弁してください。

*1:訳注:海外で家庭用ネオジオのことを「AES」と呼ぶのはここが由来