ゲヱム日々是徒然

No VideoGame. No Life.

宇宙が家にやってくる

スターブレードの合間に悪魔城伝説
同一ハードからディスクレスでプレイできるとは良い時代になったものだとつくづく思う。
どちらも移植度は良好で、心配していたスターブレードは高速連射もほぼ再現し
レッドアイ上空ルートやアイスバーグ効果シーンでのポリゴンの欠け方が違う以外は
鉄拳5版で改変されていたスタッフロールも元に戻り、まさにスタブレ移植の決定版というに相応しい出来でありました。
これが800円という現実に隔世の感を覚えざるを得ない。


筐体や凸面鏡が無かったとしても、スターブレードの描き出すソリッドな宇宙は
今日の目で見てもやはり抜群に美しい。
このビジュアルショックと、ゲームを取り巻く素晴らしい演出の数々が
ただの高難易度ガンシューという評価からこのゲームを見事なオンリーワンに押し上げているといってもいい。
生ポリゴンに無限大の夢と可能性が詰まっていたあの頃の回顧と言ってしまえばそれまでなのだけれど、
91年当時、セガとアーケードゲームシーンの先頭を競ってギラギラしていたころのナムコゲームの一つの頂点であるので
是非とも皆に広く遊んで欲しいところだ。


ちなみに2年後、このゲームを徹底的に意識しつつ
さらにアーケードゲームを挑発するようなCMでもって世に送り出されたのが
SFC版スターフォックスだったりする。
大傑作であるN64版とは趣の異なる空気を持っており、3作全てプレイした人には
スタブレ-SFCスタフォ間の方向性の相似についてなんとなく理解していただけるかと思うのだがどうだろうか。