したらハードモードが出てきた。敵TUEEEE!!
というわけでWiiのアーティスティックバイオレンスアクション
「MAD WORLD」をクリアいたしましたぞ。
とにかくこのゲームの魅力の9割はその圧倒的バイオレンス描写にあるといっても過言ではなく、
右手に仕込んだチェーンソーの縦斬り横斬りに始まり、瀕死の敵にはBボタンで特殊演出によるトドメ技が発動
胸元にチェーンソーをブチ込み上方に掻っ捌いて飛び散る脳漿！ とか
両膝下を切断し地面をもがいている所で追加Bボタン入力で顔面粉砕 とか
敵が膝をついたところでクビに手をやり首から上が540度大回転 とか
全編において飛び散る血飛沫！ 溢れるドラマチカ！！
映画「シン・シティ」を意識しているような気がする白黒コミック調の画面に
血飛沫の赤のみが鮮やかに付着していく有様は独特のアーティスティックさを演出しております。
ステージギミックも全編に渡って殺る気が漲っており、
PVを拝見された方はご存知かと思いますが既に血糊付着済みの列車が行きかう地下鉄ホームとか
何故か刃が研ぎ澄まされている天井扇風機とか
何の脈絡も無く床を行き来している電ノコだとか
無意味に針がぶっとい肉を吊るすアレだとか
「これに人間を投げ込んだらどうなってしまうんだろう」と意識せずに居られないアレコレに満ち溢れており
実際に投げ込む、または敵を掴んで近づくことで特殊演出が発動すると
期待通り、あるいは期待以上のリアクションがかえってきます。
さらにゲーム中には「BLOODBATH CHALLENGE」(以下ブラッドバス)というミニゲームまで用意されており、
PVにあった「回転する飛行機のタービンに人間を投げ込む"タービネーター"」
「バットで人間をホムーランして巨大ダーツの的に突き刺す"マンダーツ"」
「首を5番アイアンで打ち出して空中のリングを通せば高得点"マンゴルフ"」
など黒さで満ち溢れており、このブラッドバスがアクセントとなってゲームをうまく進行している感じです。
肝心のゲーム内容ですが、1つのステージは小さいサイズのの箱庭で構成されており、
その中で無限に湧き出る敵をブッ殺してスコアを稼ぎ、スコアが一定に達するごとに
「新武器解禁」「ブラッドバス解放」「中ボス出現」「ボス出現」
が行われるようになっており、早い話がステージ内で色々殺してスコア稼いでボスを召還してくださいね という感じです。
何点稼ぐと何が起こるかというのはステージ最初に出ます。
これがゲーム全編に渡ってこのルールは不変なので、何処まで行ってもやることが一緒で
ゲーム操作自体は結構単調だったりするのは確かです。
その単調さをステージごとに趣向が凝らされた死に様とブラッドバスとボス戦で変化をつけてつなげている感じになるので
ここの演出を楽しめるか楽しめないかでこのゲームの評価は大きく変わってくるかと思います。
ステージギミックとブラッドバスを楽しんでいたらボスまで解禁されていました〜みたいな流れになれば理想ですけど
後半になるとギミックのネタも尽きてきている気配があるので……
さて松野御大が関わっていると噂のストーリーですが
すいませんスラング大杉字幕早杉で殆ど聞き取れてませんorz
聞き取れてませんがとりあえず
「ケツ穴は人類共通の悦びだよな！」
「具合が悪いので病院に行ったら医者が「オナニーやめろ」って言うンだ
俺が何故だと聞いたら「じゃないと診察できねーンだよ！」だとさ」
とか頭のおかしいDJの喋りが全編に渡って垂れ流されたり
ブラッドバスのルール説明係で
最後にコンパニオンのおねえちゃんに実演に使用されるのが各ステージのお約束である
BlackBalonというキャラの口癖がMotherFuckerだったり
日本で出せない空気だけはビシバシ伝わってきますね！！
いちおう「DEATH WATCH」という謎の殺人ゲームが行われている都市に
右手にチェーンソーを仕込んだ謎の40代中年「Jack」がゲーム参加志願者として現れるところから始まり、
プレイヤーはJackを操作して各ステージに赴いてランキング戦(ゲーム内のボス戦)に勝利し、
DeathWatchランキングを上げつつJackの正体と、DeathWatchの背景を知っていくことになるわけですが
中盤で黒幕っぽいやつが出てくるところとそいつの理屈に松野節が出てるのかな？ あ、スタッフロールで名前確認すればいいのか。忘れてた。
というわけで、海外Wiiを持っていてモタコン程度の残虐表現が許容できるのであれば
何を置いても押さえて損は無いタイトルであると断言できます。
え？ そもそものハードルが高すぎる？
国内Wiiがここまでソフト日照りである以上箱・PS3と同じく洋ゲーに癒しを求めるのは自然の摂理であり
つまり人類は須く海外Wiiを購入するべきなンだよ！！！(極めて真顔で
